人類学者・金セッピョルさんによるFILTR授業シリーズ「韓国映画で学ぶ文化人類学入門I 」。 本講座の第1クールは2022年2月19日に販売開始予定です。ご興味ある方は再入荷お知らせの登録をお願いいたします。（優先してお知らせします。） ■販売予定のクール 第1クール(2022年開催) - 木曜日夜: 3/10, 3/24, 3/31, 4/14, 4/21, 4/28 ■授業について ・毎週木曜日 ・開催時間: 夜20時〜21時30分 ※ Zoomを利用し、全てオンラインで行います。 ■趣旨 　韓国のドラマや音楽がヒットし、そこに暮らす普通の人々への関心が高まる一方、政治的な話題においては複雑な国として立ち現れる韓国。 　同時代を生きる私たちは、いかにそのギャップを乗り越え、一人の人間としてお互いを理解することができるのでしょうか。 　この講座では文化人類学の理論にそのヒントを求めつつ、韓国の近現代の政治や暮らしが映し出される映画を読み解き、異文化理解のためのまなざしを身につけていきます。 　講座は、各テーマごとに座学編と実践編で構成されます。座学編では、文化人類学の基礎やそれに該当するような韓国の事例を取り上げながら講義を進めていきます。実践編では、事前準備として指定する映画(*)を各自ご視聴いただき、講師からの問いへの答えを用意していただきます。当日の講座ではみなさまからのお答えを取り上げながら解説することで、座学編で学んだ知識を応用し、深める機会を提供します。 * 講座を購入いただいた方へ各回講義前に視聴いただく作品を連絡致します。 金セッピョル ■講義内容 第1回　激動の近現代史、そして小さな物語①座学編 　- 大きな歴史と小さな歴史 　- 近代化に対する二つのまなざし 　- 韓国の人々は近代化をいかに生き抜いたのか 第2回　激動の近現代史、そして小さな物語②実践編 　映画視聴とディスカッション 第3回　権力との向き合い方①座学編 　- 構造と反構造 　- 民俗芸能とデモ 第4回　権力との向き合い方②実践編 　映画視聴とディスカッション 第5回　国家を超えて①座学編 　- エスニシティ、民族、国家 　- ナショナリズムとトランスナショナリズム 　- コリアン・ディアスポラ 第6回　国家を超えて②実践編 　映画視聴とディスカッション ■金セッピョル 　大学共同利用機関法人人間文化研究機構／総合地球環境学研究所・特任助教。1983年韓国・ソウル生まれ。韓国放送公社（KBS）勤務後、2008年から日本に留学。総合研究大学院大学文化科学研究科博士後期課程修了、博士（文学、2016年）。2016年国立民族学博物館・外来研究員を経て2017年から現職。専門は文化人類学、葬送儀礼研究、映像人類学。 主な著作に『葬いとカメラ』（左右社、2021年）、『現代日本における自然葬の民族誌』（刀水書房、2019年）、「自然葬の表象のアリーナから：『We Don’t Need a Grave』をめぐる映像人類学的実践」『比較日本文化研究』19（風響社、2019年3月）など。 ■注意事項 ・Zoom URLについては講義開始の2週間前までにお送りします。 ・学びの質を高めるため１クラス毎に人数制限を設けております。 ・全ての講義でディスカッションがあります。 ・安定した通信環境のご用意をお願いいたします。 ・下記に当たる行為が判明した場合は受講をその場で打ち切らせていただくことがございます。 - １枚のチケットの複数名利用 - 授業の進行を著しく妨害するような行為・発言 - レジュメの無断配布・アップロード - 講義動画・写真の無断配布・アップロード ・キャンセルは販売期間中のみの受付と致します。ご注意ください。