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「少しずつ、ずれる」自己を記述するオートエスノグラフィー 共生学者・桂悠介 オンラインワークショップ 全5回

17,600円

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本ワークショップの販売は2021年8月中に販売開始予定です。ご興味ある方は再入荷お知らせの登録をお願いいたします。(優先してお知らせします。) ■販売中のクール 第2クール - 土曜日: 調整中 ■ワークショップについて ・開催曜日: 毎週土曜日 ・開催時間: 夜20時〜22時 ・Zoomを利用し、全てオンラインで行います。 ■趣旨 子どもから大人へ、引っ越し、進学、留学、就職に転職、恋愛や育児、病と治療、老い、そして生から死へ・・・私たちの人生は様々な変化の連続です。本ワークショップでは、「少しずつ、ずれる」をキーワードに、それぞれの「生き方や考え方の変化」を通して各々の経験を振り返り、語り、記述していきます。 その際、2000年代以降英語圏を中心に発展してきた「オートエスノグラフィー※」という研究手法を参照することで、経験を記述する方法を学びます。オートエスノグラフィーを用いた論文としては、自身や家族の病、障がい、ジェンダー、セクシュアリティ、ナショナリティ、信仰、スポーツや音楽、異文化理解、アイデンティティ、教育、ビジネス、組織運営等、様々なテーマのものが書かれてきました。 このワークショップでは実際に5回を通して各々が公開、投稿することができるような作品(の原型)を書くことを目標とします。ワークショップ期間中は随時、桂が原稿にコメントをしていきます。 それぞれの「ずれ」は、急激な場合もあれば、注意しないと忘れてしまっている場合もあります。各々がじっくりと経験と向き合う機会になれば幸いです。 ※ 「自己エスノグラフィー」と呼ばれることもあります ■ワークショップ内容 1. オートエスノグラフィーって? - オートエスノグラフィーの概要と背景 - 自伝やブログとどうちがう? - 何をデータにする? - 自分の経験をレジュメにする 2. 自分の過去と現在を掘り下げる - レジュメを用いて経験を語る(グループワーク) - 「生きられた経験」の4つの相 - どこ(何)から書き始める?誰に向けて書く? - ずれの媒介性 3. 立体的な記述 - 単なる「自分語り」とならないために - 一人称、二人称、三人称の「私」 - 記録や創作を織り込む - 過去の作品を振り返る 4. 自分の経験と社会 - 「常識」とのずれ - 9.11、3.11、コロナ禍の前後…社会自体のずれ - 他の参加者とのずれ - 自分の発見と報道・研究 5. 公開に向けて - 区切りをつける - 推敲と校閲・校正:どうやって公開するか - 書いたものの影響:記述の倫理 - 各回「自分の経験をレジュメにする」「グーグルドキュメントを作成し記述を始める」などのホームワークがあります。 - ワークショップの内容・進行は、変更が加えられる可能性もあります。 - 原稿は他の参加者と相互に見せ合い、コメントをしあいながら共同で進めていきますので、できる限り出席をお願いいたします。 ■参考図書 Tony E. Adams, Stacy Holman Jones, and Carolyn Ellis (2014) Autoethnography:Understanding Qualitative Research, Oxford University Press *本ワークショップは、オートエスノグラフィーを初めて書くという方を想定しています。既にオートエスノグラフィーについて学んだことがある、書いたことがある方にとっては物足りなく感じられる可能性があります。 ■桂 悠介 https://twitter.com/notremames https://yusukekatsura.wordpress.com/ 大阪府豊中市出身。大阪外国語大学(現大阪大学外国語学部)卒業後、一般企業勤務を経て、農業に従事。2011年、青年海外協力隊野菜栽培隊員として西アフリカ、マリ共和国に赴任。内戦やクーデターによる政情不安により中途帰国。 その後、西アフリカのイスラーム文化研究のため大阪大学大学院へ進学。セネガルに渡航・滞在し、同時に中世イスラーム思想に触れるなどを通して2016年改宗。一連の経験をオートエスノグラフィーとして執筆した修士論文で研究科賞を受賞。現在はオートエスノグラフィーや対話、映像を用いてイスラームをめぐる共生について研究すると同時に、「共生学」という新たな領域の開拓に関わる。 主な論文 「 人間科学における『喚起的』記述の意義と課題 : オートエスノグラフィー、『自分綴り』の実践から」『大阪大学大学院人間科学研究科紀要』47巻(2021年)※千葉泉先生との共著 「コンヴァージョン研究を通した共創の可能性:日本の主流社会とイスラームの関係を捉える出発点として」『未来共創ジャーナル』7号(2020年) 「創発的パラダイムとしての『共生学』の確立に向けて:共生の諸課題とメタ理論的視座の必要性」『共生学ジャーナル』4号(2020年) ■注意事項 ・対話を促し、学びの質を高めるため1クラス毎に人数制限を設けております。 ・安定した通信環境のご用意をお願いいたします。 ・下記に当たる行為が判明した場合は受講をその場で打ち切らせていただくことがございます。 - 1枚のチケットの複数名利用 - 授業の進行を著しく妨害するような行為・発言 - レジュメの無断配布・アップロード - 講義動画・写真の無断配布・アップロード ・キャンセルは販売期間中のみの受付と致します。ご注意ください。 ■販売終了したクール 2021年 第1クール - 土曜日:5/15、5/22、5/29、6/12、6/19

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